アメリカでカバを食肉用に牧畜する計画があった
先日、橋本輝幸さんが「River of Teeth」(サラ・ゲイリー)という小説を紹介されていた。
馬ではなくカバにまたがってやっていく歴史改変西部劇だそうです。
サラ・ゲイリーの“River of Teeth”を読む。20世紀初頭、食肉目的で米国にカバが輸入され、ルイジアナの沼地で養殖されるという、実際に検討された案を元にした架空歴史西部劇小説。河馬にまたがった詐欺師や殺し屋が活躍する。https://t.co/F1Ug0jb6vI
— Hashimoto (@biotit) 2017年9月26日
単品で売られていた中篇2本に書き下ろしを加えた合本版が来年でるらしい。ストーリーは普通の西部劇なんだが、馬じゃなくで河馬なだけで若干おもしろいからずるい。https://t.co/qNtgKawLNW pic.twitter.com/xstGZDccTN
— Hashimoto (@biotit) 2017年9月26日
小説自体も面白そうなのだが、20世紀初頭にアメリカでカバを食肉用に養殖しょうという計画があったというのは初めて知ったので、少し調べてみた。
というわけで、今回は「River of Teeth」の作者サラ・ゲイリーが参考にしたというウェブ記事「アメリカン・ヒポポタマス」(ジョン・ムーアレム)を要約しつつ適宜ウィキペディアの記事を参考にしながらカバ牧畜計画について話をします。
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「ゲームの王国」を読んだ感想
「ゲームの王国」を読んだ。
これはたいへん面白い小説で、おそらく今年読んだSFだと一番になる気はします。(特に上巻は)
話は面白いし文章が上手いし、またワケ分からん作家が出てきよったなという感じです。(「ゲームの王国」はデビュー二作目)
上下巻ハードカバーで1800円×2=3600円となかなかのお値段ですが、良いです。
以下、ネタバレ全開で書きます。
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