人間が折り重なって爆発した

人間が折り重なって爆発することはよく知られています。

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の分解と再構築の試み

これは何?:

俺ガイル感想パート3。

8時間くらい他人と感想を話していて、考えがまとまってきたので書く。

また、俺ガイルという作品を分解してリバースエンジニアリングしてみたいという欲望があり、その一端としてまとめていく。

 

注意事項:

俺ガイルのネタバレがある。

 

本文:

俺ガイルが俺の中であまりに巨大になり過ぎてしまっているので、本当にどうにか解体したい。できればリバースエンジニアリングしたい。ここで行われていることは一体、何なのか。

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『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』総括

これは何?:

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の全体感想

 

目的:

とにかく俺ガイルに対する感情を一通り吐き出したい。

全てを過去にしたい。解体し、流す。川。

 

注意事項:

原作・アニメともに最後のネタバレまで書いています。

 

本文:

俺ガイルは能動的にのめり込むに足る作品だと思うし、本当はひたすら全てを細切れにして解体して理解したいのだけど、それをするには俺の気力が足りないように思う。だから取り留めもなく書きたいことを書く。 

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キャラが粗末に泣くこと

これは何?:

弱キャラ友崎くん』を7巻まで読んだ感想。

7巻を読んで、ちょっとハァ?と思ってしまったのがこの記事を書いた動機です。

 

注意事項:

弱キャラ友崎くん』7巻までのネタバレがあります。

 

本文:

弱キャラ友崎くん』を7巻まで読んだ。

はっきり言って、これはキャラクターが粗末に泣いている、と感じた。

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比企谷八幡はずっと泣いていた。あるいは『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』を読んで俺の身に起こったこと。

これは何?:

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の感想記事。

 

登場人物紹介:

俺(おれ)……………………………………………1988年生まれ。このブログ記事の書き手。かにパルサー。

渡航(わたり・わたる)………………………1987年生まれ。『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』(以下略称:「俺ガイル」)の作者。

比企谷八幡(ひきがや・はちまん)……「俺ガイル」の主人公であり、語り手。

雪ノ下雪乃(ゆきのした・ゆきの)……「俺ガイル」のメインヒロイン。孤高の女。

由比ヶ浜結衣(ゆいがはま・ゆい)……「俺ガイル」のメインヒロイン。聖母。

雪ノ下陽乃(ゆきのした・はるの)……「俺ガイル」の登場人物。雪乃の姉。

葉山隼人(はやま・はやと)………………「俺ガイル」の登場人物。イケメン。

海老名姫菜(えびな・ひな)………………「俺ガイル」の登場人物。オタク女。

相模南(さがみ・みなみ)……………………「俺ガイル」の登場人物。失敗した女。 

スタニスワフ・レム………………………………1921年生まれ。ポーランドの作家。

ノリアキ…………………………………………………1984年生まれ。ラッパー。

 

注意事項:

「俺ガイル」8巻までの内容に関してネタバレがあります。特に6巻の内容に関しては詳細に書いてあります。本編は14巻まであり、シリーズ最後のネタバレ等はここでは明かしていません。 原作は最後まで読みましたが、アニメは見ていないので多少の齟齬はあるかもしれません。

 

本文:

すべての主人公は被害妄想であり、あらゆるフィクションは他人事である。
俺たちはまず、そのことから始めるべきだ。

☑すべての主人公は被害妄想である。

☑あらゆるフィクションは他人事である。

こんな感じだ。このような同意から、俺たちは始める。

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エヴァンゲリオンについて思うこと

『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』を見た。

感想というか、読解としては下記のブログが基本的に正解を言っていると思うので、私が言えることは少ない。

saize-lw.hatenablog.com

私はここ一ヶ月でエヴァシリーズ全体を初めて履修したので、特に25年とかそういう感慨はなく、ただの続きもの・リメイクとして新劇場版を見た気がする。

だからみなさんのように長年の思い入れはないし、10代前半でエヴァに直撃したわけでもない。私は30過ぎてエヴァを初めて見た男である。実は貞本義行の漫画版はまだ読んでいない。だから、一部解釈が違っていたりする部分もあるかと思う。

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2.5DオールドスクールFPS『The Citadel』について思ったこと等

・『The Citadel』

FPSゲーム『The Citadel』をsteamで買ってプレイした。

store.steampowered.com

思ったことをメモ的にグチャグチャと書く。

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ヴ日記2

二週間に一回くらいブログ書こうと思ったら前回から一ヶ月以上空いた。何もかも終わりだ。

・「日本海軍地中海遠征記」

片岡覚太郎という主計官(主計中尉)が第一次世界大戦におて地中海に駆逐艦「松」に乗って遠征した時の日記。第一次世界大戦のしかも青島ではなく地中海へ戦闘の記録なので、普通に手に入る記録だとかなり珍しい部類なのだと思う。任務としてはイギリス・フランスの求めに応じて地中海において物資や兵員の輸送船の護送を請け負うというもの。ドイツの潜水艦が輸送船を襲うので、「松」はもう一隻の駆逐艦とともに一隻の輸送船を護送するというスタイルで何度も任務をこなす。潜水艦の潜望鏡や航跡を見つけたら近づいて潜水艦が進むであろう場所に爆雷を投下していく。もちろん逆に潜水艦に魚雷を撃ち込まれて相棒の駆逐艦「榊」は沈み戦死者も多く出る。魚雷を撃ち込まれて沈みそうになる輸送船から乗員を救助したり、その最中にさらに魚雷をやってきて、みなが悲鳴を上げるところは個人的にはかなり引き込まれた。潜水艦と輸送船が十分に離れていてしかも魚雷が目に見えるスピードなので、それは十分に人間に認知できる死の恐怖である。例えば、一昨年くらいにあった大阪の駅ビルからの飛び降り自殺の動画で、撮影者や周りの人間が悲鳴を上げてもなお、その自殺者は空中にあったことを思い出す。救助中の船は動けないし、人々は骨折するのも構わず輸送船から次々に駆逐艦に飛び降りようとする。魚雷は救助する駆逐艦を狙ったものだったが微妙にそれて輸送船に命中、輸送船からクレーン?で釣ってあった乗員を乗せたボートが吹き飛んで、死体が駆逐艦の甲板に落ちてくる。人間が認知できるが、対処できない悲惨の速度。凄惨な話はあるものの、多くは寄港した港で観光する話などが多い。パリやエジプト、その他地中海沿岸をいろいろと見て回る。観光するとひたすら絵葉書を買う。海がシケて横揺れがひどく飯が炊けなかったり、部屋が水浸しになって机の上で寝たりとか、いろいろエピソードがある。風向きや運転の仕方で甲板上の降灰がひどかったりとか。スコールが降ると石鹸を持って甲板に飛び出す。地中海へ向かう途中でロシア革命が起こる等。戦前の日記なんかでよく出るがナポレオンの話とか。偉大な人物としてムハンマド・アリーの話なんかも出てくるのは面白い。駆逐艦は30ノットくらい出せるのだが、輸送船がトロくてやきもきするみたいな描写はところどころ出てくる。任務中はひたすらジグザグに航行する。巻末の解説あとがきに「今のマルタ島にどうしてこんなに蒙古斑の赤ちゃんがいるのか不思議だったんだが、きっと日本の艦隊が根拠地にしてたからですね」みたいな話があるのは笑ってしまう。(もちろん本書の日記内にそうした内容は存在しない)

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