人間が折り重なって爆発した

人間が折り重なって爆発することはよく知られています。

幕末のニセ金は石に叩きつけると割れる

幕末では日本中から浪人が京都に集まり攘夷論をブチ上げながらグダグダとやっていたらしいのですが、彼らは飲んだり食ったり遊んだりした挙句文無しになる。すると自分の出身藩の京都駐在員に金の無心をする。駐在員は黙ってスッと一〇〇両くらい渡してくれたりする。(ケースバイケースだろうが)

そういう状態だったのでどの藩もお金には困ったらしい。その結果、どの藩も地域通貨や贋金をバンバン作る

「明治富豪史」(横山源之助)にはそういうことが書いてある。そして次のような内容が続く。

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東方プログレ合同に寄稿した短篇「Ghostron of Years」について

5月8日に東方例大祭で頒布された「東方プログレッシヴ・ロック合同『残響』」に柊正午名義で「Tarkus(Emerson Lake & Palmer)」をテーマに参加しました。

特設ページ↓

残響 東方プログレッシヴ・ロック小説合同

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さて、このブログ記事では寄稿した「Ghostron of Years」について、少し説明というか言い訳というか注釈を書いておきたいと思います。

作者が自分の作品について解説するというのは、もう本当にしょうもない事なのですが、しばしお付き合いください。

必然的にネタバレの話にもなりますので、そのあたりもご了承ください。

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「クロックワーク・ロケット」を読んだ感想

グレッグ・イーガンの「クロックワーク・ロケット」を読んだ。

読書会(しかも合宿)があったので、そこで聞いた他の方の意見も交じってるとは思いますが、感想を書いておきます。

 

以下ネタバレ注意。

 

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映画「ハーモニー」を見てきた感想

映画「ハーモニー」を見てきました。

前評判がすこぶる悪く、またわたし自身もトレーラー映像でなんじゃこれと思っていたので、見に行って心が傷つくことはありませんでした。

むしろ良い点が目立ったような気もする。

原作を最近読み返していないので、原作との比較があんまり正確ではないかもしれません。あしからず。

以下、ネタバレ(?)含め感想です。

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映画「屍者の帝国」を見てきた感想

映画「屍者の帝国」を見てきました。

うん、ああ、そうか。という感じだった。

今回の記事は原作厨が映画化したものを見て酷評するという以上のものにはならないので、それを承知で読んでください。

結論から言うと、シュヴァリエ閃光のナイトレイド的なものを期待していったらスチームボーイかつR.O.DOVA)かつ鋼の錬金術師だった、という感じです。スチームパンクだからそりゃ当たり前だろという風に思われるかもしれませんが、やはり俺の中では屍者の帝国はスパイ小説だったのだなと改めて実感したという次第です。 

以下に感想をつらつらと。ネタバレもあります。

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