人間が折り重なって爆発した

人間が折り重なって爆発することはよく知られています。

噓の街裏ぴんくを書きました

これは何?: 街裏ぴんくっぽい漫談の原稿。街裏ぴんくの二次創作。およびそれに対する考察。 序論: 街裏ぴんくという芸人がいる。大変面白い漫談をする。漫談は氏のYoutubeチャンネルから見ることが出来る。 www.youtube.com 先日、街裏ぴんくの話をしよう…

『スケッチブック』という漫画。あるいは鳥飼葉月は学食で素うどん3つを頼まない

これは何?: 漫画及びアニメ『スケッチブック』(小箱とたん)についての感想 本文: 『スケッチブック』という作品がある。小箱とたん先生による、美術部の日常を描いた四コマ漫画だ。2002年から連載が始まり、2019年で完結している。2007年にはアニメ化も…

性愛とかの話

前回の記事で10代の男は自分の性欲について無神経か嫌悪を向けていて、穏やかに肯定することはないだろうと書いた。 『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』の感想 - 人間が折り重なって爆発した 今回はその延長の話を書く。

『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』の感想

アニメ青ブタを見た。思っていたよりかなり良かった。 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない 『青春ブタ野郎』シリーズ (電撃文庫) 作者:鴨志田 一 KADOKAWA Amazon 以下全部ネタバレを含む。

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の分解と再構築の試み

これは何?: 俺ガイル感想パート3。 8時間くらい他人と感想を話していて、考えがまとまってきたので書く。 また、俺ガイルという作品を分解してリバースエンジニアリングしてみたいという欲望があり、その一端としてまとめていく。 注意事項: 俺ガイルの…

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』総括

これは何?: 『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の全体感想 目的: とにかく俺ガイルに対する感情を一通り吐き出したい。 全てを過去にしたい。解体し、流す。川。 注意事項: 原作・アニメともに最後のネタバレまで書いています。 本文: 俺ガ…

キャラが粗末に泣くこと

これは何?: 『弱キャラ友崎くん』を7巻まで読んだ感想。 7巻を読んで、ちょっとハァ?と思ってしまったのがこの記事を書いた動機です。 (2021年6月に書いた記事でかなり作品批判を含むので一度非公開にしてましたが、やはり公開しておきます) 注意事項:…

比企谷八幡はずっと泣いていた。あるいは『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』を読んで俺の身に起こったこと。

これは何?: 『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の感想記事。 登場人物紹介: 俺(おれ)……………………………………………1988年生まれ。このブログ記事の書き手。かにパルサー。 渡航(わたり・わたる)………………………1987年生まれ。『やはり俺の青春ラブコメはま…

エヴァンゲリオンについて思うこと

『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』を見た。 感想というか、読解としては下記のブログが基本的に正解を言っていると思うので、私が言えることは少ない。 saize-lw.hatenablog.com 私はここ一ヶ月でエヴァシリーズ全体を初めて履修したので、特に25年とかそ…

2.5DオールドスクールFPS『The Citadel』について思ったこと等

・『The Citadel』 FPSゲーム『The Citadel』をsteamで買ってプレイした。 store.steampowered.com 思ったことをメモ的にグチャグチャと書く。

ヴ日記2

二週間に一回くらいブログ書こうと思ったら前回から一ヶ月以上空いた。何もかも終わりだ。 ・「日本海軍地中海遠征記」 片岡覚太郎という主計官(主計中尉)が第一次世界大戦におて地中海に駆逐艦「松」に乗って遠征した時の日記。第一次世界大戦のしかも青…

ヴ日記

・「神の子どもたちはみな踊る」を読んだ。 どれも良かったが、最後の話が良かったですね。阪神大震災に関連した短篇集ということもあるのだろうが、初期の村上春樹の短編とはまた違ったものを書いているように思う。面白さ優先みたいなセンテンスも少ない。…

秘封風アルバム『北海道調査~Traces of Utopian Civilisation』のストーリー日本語訳

フランス人・Aka Kyuketsuki氏による秘封風アルバム『北海道調査~Traces of Utopian Civilisation』という素晴らしい東方二次創作作品がある。 https://akakyu.bandcamp.com/album/traces-of-utopian-civilisation 東方Project好きにしか伝わらない話ではあ…

同人誌を出します

東方同人小説を出します。 あらすじは以下。 日時:11月11日(日)12:00~16:00 開催イベント:科学世紀のカフェテラス 開催場所:京都市勧業館(みやこめっせ) スペース:鳥-36「柊が丘」 出ます!!!!!!!!!!!!!! 人がいっぱい!!!!!!…

精子を念写する人

以前、以下の記事で明治の念写事件を紹介した。 脳から京大光線を放つ人 - 人間が折り重なって爆発した この記事で参考にした「千里眼事件―科学とオカルトの明治日本」に福良竹亭という新聞記者の話が載っている。それについて少し書きます。

「ブレードランナー2049」を見た感想

「ブレードランナー2049」を見てきた。労働で疲労している時に見る映画ではなかったかもしれないが、なんとか乗り切った。良かった。 オタクが激褒めして一般にはあまりウケてないみたいな前評判を聞いていたがなるほどなと。全体として気怠いシーンもあり、…

アメリカでカバを食肉用に牧畜する計画があった

先日、橋本輝幸さんが「River of Teeth」(サラ・ゲイリー)という小説を紹介されていた。 馬ではなくカバにまたがってやっていく歴史改変西部劇だそうです。 サラ・ゲイリーの“River of Teeth”を読む。20世紀初頭、食肉目的で米国にカバが輸入され、ルイジ…

「エイリアン コヴェナント」感想

「エイリアン コヴェナント」を見てきました。 以下は感想。 ネタバレ注意。

「ゲームの王国」を読んだ感想

「ゲームの王国」を読んだ。 これはたいへん面白い小説で、おそらく今年読んだSFだと一番になる気はします。(特に上巻は) 話は面白いし文章が上手いし、またワケ分からん作家が出てきよったなという感じです。(「ゲームの王国」はデビュー二作目) 上下巻…

秩序と進歩・人類教・世界統一ブーム

山下泰平のブログで以前にこの記事がバズっていた。 cocolog-nifty.hatenablog.com 明治の終りに世界統一ブームがあったという話が出ている。 世界統一倶楽部ってイカれてるよなーって思うかもしれないけど、これも実はちょっとしたブームだった。世界発展倶…

人体からラジウムが出たり爆発したりする

前回の記事で人体から放射線が出るという話を書いたが、こういうノリは明治時代にたしかにあったらしい。 私が好きなブログに山下泰平のブログがあり、この記事にもそういう話が出ている。 ch.nicovideo.jp それでは大正やら昭和はどうかというと、ラジウム…

脳から京大光線を放つ人

みなさんは京大光線を見たことがあるだろうか。 わたしはありません。 しかしながら明治時代の人々は脳から放射線を発して念写や透視を行っていたとのこと。 すごいですね。 それでは明治43年12月25日の東京朝日新聞を見てみましょう。

漫画「ゴールデンカムイ」の北海道ゴールドラッシュは実際にあった

「ゴールデンカムイ」という漫画がある。 アイヌ人が隠した金塊を巡って日露戦争帰りの兵隊や新選組の生き残りがドッタンバッタンする歴史漫画である。スゲー面白い。 ゴールデンカムイ 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) 作者: 野田サトル 出版社/メーカ…

天理教建築で博士論文を書いた男

現代は高学歴ワーキングプアということが問題になっているらしい。博士号を取得しても就職活動がままならない。むしろ博士号を取得する過程で年齢と経歴を得てしまい逆に就職しにくくなる。そういうこともある。 ちなみに俺は修士課程をドロップアウトして就…

タカアシガニで作ったディジュリドゥという可能性

私はカニが好きなのでカニニュースは時折チェックする。 昨日はタカアシガニの殻でディジュリドゥ(オーストラリアの民族楽器)を作ったという人の話が伊豆経済新聞に出ていた。 izu.keizai.biz

幕末のニセ金は石に叩きつけると割れる

幕末では日本中から浪人が京都に集まり攘夷論をブチ上げながらグダグダとやっていたらしいのですが、彼らは飲んだり食ったり遊んだりした挙句文無しになる。すると自分の出身藩の京都駐在員に金の無心をする。駐在員は黙ってスッと一〇〇両くらい渡してくれ…

「シン・ゴジラ」を見てきた感想

先日映画「シン・ゴジラ」を見てきました。以下はネタバレになるため、視聴後によろしく。

東方プログレ合同に寄稿した短篇「Ghostron of Years」について

5月8日に東方例大祭で頒布された「東方プログレッシヴ・ロック合同『残響』」に柊正午名義で「Tarkus(Emerson Lake & Palmer)」をテーマに参加しました。 特設ページ↓ 残響 東方プログレッシヴ・ロック小説合同 メロンブックスでもお買い求めできますので…

北大東島・南大東島へ行ってきた その1

連休に一人で旅行へ行く。

「クロックワーク・ロケット」を読んだ感想

グレッグ・イーガンの「クロックワーク・ロケット」を読んだ。 読書会(しかも合宿)があったので、そこで聞いた他の方の意見も交じってるとは思いますが、感想を書いておきます。 以下ネタバレ注意。